自己破産した場合クレジットカードはどうなるか
日付：2016年4月22日
カテゴリ：自己破産について
自己破産したらクレジットカードはどうなる？
借金は経済活動に欠かせないものであり、その代表例は住宅ローンです。年収の何年分ものお金を借りることで、誰もが住宅を購入でき、経済の活性化にもつながります。ただ、退職や心身の不調により収入が減り、返済できなくなることもあります。いくら努力しても返済できない場合は自己破産する方法がありますが、クレジットカードを持っている場合は、返却しなければなりません。
クレジットカードとは、顧客の経済的な信用を担保として、会社が立て替え払いを行うものです。厳しい表現となりますが、自己破産を行った人は一時的に信用を失いますので、立て替え払いをさせてもらえなくなります。ただし、数年経てば信用が回復しますから、新しいクレジットカードを作ることもできるようになります。
自己破産後、クレジットカードは何年間作れないのか
自己破産をすると、その事実が信用情報機関に登録されます。金融機関で働く人以外にはあまり馴染みがありませんが、ただクレジットカードを作ったり使ったりするだけでも、その情報が信用情報機関に登録されます。 たとえば、一括払いで買い物をして、期日までに返済を行うと、「この人は問題なく返済を行いました」という情報が登録され、個人の信用は高まります。
ローンなどの契約時には金融機関がこの情報を参照し、契約の可否を判断します。 ところが、同じように「この人は自己破産しました」という情報も登録されます。それを見た金融機関はクレジットカードの返却を求めますし、新しいものを発行することもできなくなります。自己破産の情報は5年で消去されるため、5年後以降は新しいクレジットカードを作ることができるようになります。
自己破産中でもクレジットカード同様に使えるカードがある
自己破産するとクレジットカードを返却しなければならず、5年間はクレジットカードを作れなくなりますが、インターネットショッピングなどの決済では不便になることがあります。そこで、自己破産中は1回払い専用のカードを利用する方法があります。 1つ目は、国際ブランド付きプリペイドカードを使用する方法です。これは携帯電話会社やコンビニエンスストアが発行するもので、あらかじめ現金でチャージを行っておけば、残高の範囲内で買い物を行うことができます。
2つ目の手段は、同じく国際ブランドが付いたデビットカードです。銀行が発行しており、決済した瞬間に口座からお金が引き落とされます。クレジットカードと違って返済が遅れることがないため、審査がなく、自己破産から5年以内でも発行することができます。"
