個人再生の事例紹介
日付:2017年3月24日
カテゴリ:個人再生について
債務整理の手続きをとった方が、実際どのように借金を解決したのか? 当事務所で実際に取り扱った個人再生手続きの事例をご紹介します。
ご相談前の状況
【40代、男性、会社員】
銀行・カードローン・自社からの借入など合わせて900万円の負債があり、毎月18万円の支払いをし、何とか生活を送っていたが、突然給料の差押さえを受け、この先どうすれば良いか分からずご相談に参られました。 お客様の希望として、何よりもまず家族の為に住宅は残して欲しいということでした。また可能であれば家族に内緒で手続きしてほしいとのご要望もありました。
ご相談後の手続き
住宅を維持するためには個人再生が最良の選択であること、ご家族に知られないように最大限配慮しながら手続きを進めていくが、絶対内緒にできるとは限らないことを丁寧に説明させていただき、お客様に納得してもらい個人再生手続きを進めることにしました。 ご依頼を受けてからは、給料差押えを解除するため速やかに申立を行い(注)、生活の安定を図りました。結果、住宅ローン以外の負債は180万円、毎月5万円の支払いまで圧縮することができました。勤務先からの借入れについては、誠実に説明することで、個人再生手続きを進めることを理解してもらい、手続き後も変わりなく仕事に取り組むことができました。また家族にも内緒のまま、無事、再生手続きを終えることができました。
注:給与を差し押さえられている場合、弁護士に依頼しただけでは、差押え手続きは止まらず、少なくとも裁判所に手続きの申立てをしないと止める術がありません。
弁護士からのコメント
当法律事務所では、お客様の優先事項をお聞きし、どのように借金を整理すべきかを考えます。またお客様に事実上の不利益(例えば家族に知られてしまう可能性)についてもあらゆる可能性を想定し、丁寧に説明させていただき、理解していただいた上で、ご依頼していただいています。 お客様の状況に応じた適格なアドバイス、ご依頼者様の意見を尊重した柔軟な対応を心がけております。