自己破産した際のデメリットとは
日付：2016年5月2日
カテゴリ：自己破産について
クレジットカード作成などが一定期間不可になる
破産宣告のデメリットとしてまず挙げられるのは、クレジットカードの作成やキャッシングやローンなどが一定期間不可になります。一定期間ですが、最長7年ほどなので長いと言えます。自己破産するということは金銭面に困っているので、お金を借りる手段を一定期間断たれるのは非常に厳しいことです。やはりお金を貸す会社も、自己破産をしている人は恐らく返済できないだろうと判断します。
複数の会社から借りる多重債務状態の方も多く、泥沼化しています。貸す側にとって一番避けたいのは貸したお金が返ってこないことですから、貸出不可は致し方ありません。ただ、幸いにも審査なしで作れるカードがあるので、どうしてもという方は活用できます。
連帯保証人に迷惑がかかる
破産宣告は、借金を法的に帳消しにできます。それですべてが一件落着という訳にはいかず、借金はすべて連帯保証人の責任となるので、大きなデメリットと言えます。自己破産は人生の中でとても大きな決断ですが、その決断によって連帯保証人の人生が狂うことも忘れてはなりません。破産宣告する場合は、連帯保証人に何も相談せずに行うのではなく、必ず相談してからにします。
その中で、連帯保証人も同時に破産宣告するような形をとることも可能です。連帯保証人に余裕があれば必ずしも同時に自己破産する必要はありません、一番考えなければならないのは、自己破産を最終手段とすることです。他の方法で現状を打破できれば、連帯保証人に迷惑がかかりません。
財産はほとんど失われる
破産宣告のデメリットとして、財産の消失があります。借金がゼロになる代わりに、所持している財産がほとんど奪われますが、不思議なことではありません。なぜなら借金がゼロになって財産も奪われないのであれば自己破産し放題の無法状態となります。財産は具体的に現金・家・車・保険などです。ほとんどすべて奪われると言っても過言ではありませんが、現金では99万円、預貯金では20万円を超える分だけが没収されます。つまりほんの少し手元には残ります。
物も現金もすべて一気に奪うと何も食べられず暮らせずの状態になるからです。少しでも手元にお金を残す方法は、預貯金が20万円以下になるように予め下ろすことです。その先は残った現金とともに苦しい生活が始まります。
