任意整理の弁護士費用について
日付:2016年12月16日
カテゴリ:任意整理について
債務整理には「任意整理「自己破産」「個人再生」「過払い金請求」の手続き方法があります。今回は、比較的書類の準備などが少なく、一部の債権者だけ整理することも可能な自由度が高い「任意整理」の弁護士費用について説明します。 弁護士費用は自由に決めていいことになっていますが、「任意整理」の弁護士費用は、過払い金請求などと一緒で、『債務整理事件処理の規律を定める規程』のもと、一定のルール付けがなされており、報酬の適正化や事件処理の適正化が図れています。
任意整理の費用と相場
一般的に任意整理の費用には以下の種類があります。
①相談料
任意整理を依頼する前の相談で発生する料金です。ほとんどの弁護士・司法書士事務所が相談無料にしています。
②着手金(事務処理費用)
正式に任意整理依頼すると決めて、委任契約を締結した際に発生する費用です。成功するしないにかかわらず発生します。事務所によっては分割払いで対応してくれます。
③減額報酬
任意整理で実際に減額することができた金額に応じて、歩合で発生する費用です。任意整理の場合は10%が上限と決められていますので、30万円減額に成功した場合の減額報酬は3万円になります。※上記以外に任意整理が成功したときに解決報酬金をいただく事務所もあるようです。
【任意整理にかかる一般的な弁護士費用相場】
①相談料:無料
②着手金(事務処理費用):1社につき3万円~5万円
③減額報酬:減額できた金額の10%
任意整理の費用は妥当か?
こう見ると任意整理を1件行うだけでも大きな費用が必要となるように思え、5~6社借りている場合には高いと感じてしまうかもしれませんが、任意整理にかかる費用は決して高いものではありません。なぜなら、任意整理が成功した場合将来的な利息がストップするからです。通常、借金をしていれば借りた期間に応じて利息が発生し大きな負担となってしまいますが、任意整理を行えば原則利息は一切発生しません。また、払い過ぎている利息がある場合、借金の減額ができます。
■5社から300万円借入の返済シミュレーション
300万(金利10%、毎月50,000円返済、84回払い)→返済総額=約420万円
■任意整理の場合の返済シミュレーション
300万円(毎月50,000円返済、60回払い)→返済総額=約300万円
上記の場合、通常のお支払いと任意整理では返済総額が120万円違います。 任意整理した場合、一定期間、クレジットカードを作成したり、ローンを組むことが難しくなることなどのデメリットもありますが、明らかに経済的ご負担は少ないと言えるでしょう。
費用の心配はせず、無理なく返済するために・・・
ゆかり法律事務所では、代表弁護士の意向に沿い比較的低い価格設定をしております。これから、任意整理のご相談をお考えになられている方は、他の事務所様と比較していただき、ご選定のご参考にして下さい。
【ゆかり法律事務所の任意整理費用】
①相談料:無料
②事務処理費用:1社につき2万円
③減額報酬:減額できた金額の10%
費用はすべて分割払いが可能です。貸金業者やクレジット会社への支払いをストップしますので、その間に生活の立て直しを図ることが出来ます。また、その間に、弁護士費用を分割でお支払いして頂きますので、各債権者への支払いと重複しないようにしております。そのため無理のない返済を進めていくことが出来ます。費用の心配はせず、一人で悩まず、まずはご弁護士にご相談下さい。